沢村慎太郎のような機械技術分析的な
自動車評論家として私の中で印象深いのは笹目二朗氏


日産でサスペンションのセッティングを担当していたという
超技術系の氏のCG誌でのインプレッションは
他のライターとはあきらかに違い
OS US ポジ ネガなどそれまでにみなかった言葉を理解するには
少々時間が必要だった。
それまで感覚的にクルマを評価するライターがほとんどであったが
氏のインプレは冷静に数値、挙動を細かく分析し
明らかに玄人向けで私には難解なものが多かった。



氏は当時古いプジョー504に乗っていてそのサスペンションの良さを
なんどか誌上でみていたので迷わずプジョー306を選んだ。



そして高速道路のランプウエイで初めて経験したFF車なのに
リアがスムースに流れるセッティングはまさに目から鱗だった。
氏が評価するプジョー車特有の「ニュートラルなハンドリング」
とは これか!!と痛感した。


すぐに腰が痛くなるガバガバなシートと
6MT( 5MTで十分 )は余計でしたが・・・


で、その後小林さんが編集長を辞めたあたりから
CG誌の魅力がどんどん減退し創刊何十数年記念か忘れたが
その企画があまりにもお粗末だったので購買を止めてしまった。




つづくかも・・・